2019年04月17日

信仰を持つと家族の墓には入れないと聞いたのですが。

 はっきり言って、それは誤解です。
 そのようなことがあるとすれば、他宗教団体が経営管理する墓地である例が多いのではないでしょうか。
 墓地は人の生死に関わることですから、宗教が深く関係します。故人の信仰を大切にすることが考えられないとき、クリスチャンであった人の思いや遺言が無視されて、地域の強い仕来りや無理解によって他宗教で葬儀が行われたり埋葬される例が多いように思います。それは個人の人権に関わる問題でもあります。
 教会の墓がある場合、具体的なことは各教会の「墓地規約」によりますが、その教会に籍をおいた人しかその墓に入れないと言う例は少ないと思います。教会の墓に逝去したクリスチャンだけではなくその家族も埋葬する例は沢山あります。
 むしろ、逝去したクリスチャンがその家族の無理解によって同じお墓に埋葬することを拒まれる場合が多いのだと思います。
posted by 水戸聖ステパノ教会 at 14:53| Comment(0) | Q and A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

信徒ではない人の葬儀はしていただけますか?

 ウーン、教会としてそのような体制は取っていません。ケースバイケースですね。
 お受けした例はいくつがあります。
 信徒のご家族で洗礼を受けていない人の場合は、何例もあります。全く教会とのつながりの無かった人の例もあります。
 葬儀は、人のこの世での生涯を主なる神さまにお受けいただく式です。通常は、「通夜の祈り」「葬送・告別の式」を行い、火葬にし、後日(火葬して墓に直行の例もあります)墓地で「埋骨の祈り」をして納骨(埋葬)します。
 本来、逝去した方の信仰に基づいて、葬儀をするべきだと思いますが、故人が洗礼を受ける機会に恵まれなかったにもかかわらず、確かにキリスト教の信仰をもっておられた場合など(どのような例があるのか様々でしょうが)教会にご一報いただけると有難いと思います。
posted by 水戸聖ステパノ教会 at 14:47| Comment(0) | Q and A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キリスト教には沢山の教派がありますが・・・。

 そうですねぇ。私(牧師)は個人的には聖公会やカトリックが好きです。良くも悪くも長い伝統で培ったものがあります。私は、聖公会が独善的にならず、教条的にならないところが好きですね。
 はっきり言って、個人的にはお薦め出来ない教派やグループもありますね。
 もし、「聖公会以外のどこかの教会を紹介してください」なんて言われたら気分的には面白くないけど、まじめにおこたえしますよ。私なりに。
 世の中一般に出回っている本の中から禁書を指定していたり、品物の販売や購入を強制したり義務化したりする教派や、あまり強過ぎるタブーのある宗派やグループについては、気をつけた方がいいかも知れません。お勧めもしませんし、お薦めもしません
 正統のキリスト教の他教派を悪く言う教会もやめた方が良いでしょう。
 「主の祈り」や「使徒信経」「ニケヤ信経」などの信仰告白を否定する教会も推薦できません。
 と、言うのが私の個人的な意見です。
 もう一つ、付け加えるなら、この世の「宗教法人法」によって、キリスト教の教会に限らず、宗教法人も年に一度は総会を開き、活動報告と決算を開示することになっています。そのことがきちんと行われていない教派、教会に加わることは気をつけた方が良いでしょう。 
posted by 水戸聖ステパノ教会 at 14:40| Comment(0) | Q and A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする